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■ブログ 「続・相棒猫日記」
VOL.2
仙台市動物管理センター主催「ねこ問題ワークショップ」から見えてきたこと。


2010年9月1日、仙台市動物管理センターの主催で「ねこ問題ワークショップ」が開催されました。
講演してくださったのは、社団法人 日本動物福祉協会 獣医師調査員・山口千津子氏と、ジャーナリストで、「ちよだニャンとなる会」の代表でもある香取章子氏。

おふたりのお話から見えてきたのは、地域猫活動は、野良猫を救うだけの活動ではなく、
快適な環境を創造するための活動でもあるということでした。




飼い主のいない猫から地域猫、飼い猫へ。

地域猫活動は、横浜市磯子区で始まった活動です。  
当時、磯子区では、野良猫および外出を許された飼い猫が「ゴミをあさる」「車に傷をつける」など、様々な社会問題を引き起こし、さらに地域住民からは、「糞尿がくさい」という苦情があがっていました。

野良猫の捕獲・処分を要求する住民がいる一方、野良猫の発生は人間の無責任な飼い方に起因するもので、猫はむしろ被害者であり、保護すべき対象であるという考えから給餌を続ける住民もいて、その相反する意見・行動が住民トラブルに発展していたのです。    

猫の好き嫌いに関わらず、自分の敷地内に糞尿をされることは、誰でも、決して気持ちの良いものではありません。
しかし、すぐに猫を殺処分するという方向に向かうことが、唯一正しい方法だと、言い切れるものではないでしょう。

殺処分以外の方法で、野良猫の被害を減らす道はないものかと、実際に猫がもたらす様々な被害に頭を悩ませる住民と、猫は保護すべき対象だと考える住民、それぞれの立場の人が集まって意見を述べ合い、模索しました。
結果、生まれたのが地域猫という考え方です。




地域猫活動とは

地域猫活動とは、野良猫に不妊去勢手術を施すことで、同じような境遇の猫を増やさず、地域で世話をしながら一代限りの生を全うしてもらおうとする活動です。

野良猫に起因する問題を、殺処分することによって解決をはかるのか、または、住民が我慢するという方法で解決をはかるのか、この両極にある二者択一で議論するのではなく、地域に存在する猫の命を大切にしながら、彼らによる被害を減らそうとする平和的な手法だと言うことができます。

磯子区では、野良猫の殺処分はしないという前提で、被害をくいとめる具体的な対処法が検討されました。

■給餌をする場所と時間を決め、食べ残しを放置しない。
■専用のトイレを設けることで、庭や畑での排泄を減らす。
しっ買う不妊去勢手術により、今以上に猫の数を増やさない、など細かいガイドラインを策定。
これらの約束事を守ることが、結果、地域の環境美化につながり、やがて、もともとの目的であった、猫にかかわるトラブルは大幅に減少していきました。

この、横浜市磯子区ではじまった地域猫活動は、野良猫の殺処分を減らす対策として動物愛護の観点から紹介されることの多い取り組みです。

確かに、飼い主のいない猫を殺処分するのではなく、不妊去勢手術を施し、子猫を増やさずに地域でお世話をするという、この活動は、猫の命を大切にするという点でみれば、動物愛護の思想に基づくものです。

しかし、それは一つの側面であって、必ずしも、動物愛護の観点からだけで成り立っているものではないという点にも、大いに注目すべきだと思います。

別の側面からみると、地域猫活動は、野良猫を処分するのか、救うのかだけの問題の上に成り立った活動なのではなく、人間と猫が、共に暮らしやすい環境をつくるための社会活動の一つなのです。
地域住民で行う公園の清掃や、子供たちの登下校時に行う地域住民による交通誘導などと同様の、地域貢献のひとつのスタイルであり、猫を救うことだけを最終の目的とするのではなく、これらの過程を経る中で、猫の命を守り、さらに地域環境の改善をはかるための活動だと言えます。

地域猫活動というと、猫が好きな方や、動物愛護団体が先頭にたって行う活動だと捉えられる傾向にありますが、違う側面、つまり、地域社会の環境美化のための活動の一つだと位置づけることで、活動自体も身近になり、参加者の裾野も広がっていくのではないでしょうか。



ジャーナリスト・香取章子氏が代表をつとめる「ちよだニャンとなる会」の活動

今回のワークショップの講演会で、講師を努めてくださったジャーナリストの香取章子氏は、東京都千代田区で、地域猫活動を実践している「ちよだニャンとなる会」の代表でもあります。
2000年に始まった会の活動は、今年で10年を迎え、これまでに1,632頭の不妊去勢手術を実施したそうです。

活動を開始した10年前、1日に2〜3件はあった猫に関する苦情が、現在はほとんどなくなったとの事。
また、東京都動物愛護相談センターで、年間72頭(千代田区)あった猫の殺処分数は、8分の1の、年間9頭にまで減少、さらに、猫の路上死体数も年間318体から138体と半減したのだそうです。
これらは、活動の、大きな成果と言っていいでしょう。

「ちよだニャンとなる会」の活動が、これほどまでに目に見えて効果を上げたことには大きな要因があります。それは、同会が、飼い主のいない猫の不妊去勢手術費の助成制度の始まりにあわせて、区が募ったが普及員=ボランティアのネットワークとして活動を続けたこと。

飼い主のいない猫に不妊去勢手術を施すには、それぞれの地域で飼い主のいない猫を見分け、一時保護し動物病院へ連れて行き、手術後は迎えにいってまた元の場所へ戻すという作業が必要になります。限られた人員の保健所職員だけでは不可能だったでしょうし、野良猫の住処を熟知している区民の協力がなくては、これほど大きな効果は得られなかったのではないでしょうか。行政の事業としての活動であるため、隠れて給餌をする必要もなく、積極的に活動できた点も成功に導いた大きな要因だったのだろうと思います。
千代田区の今年度の助成金額は雄猫が17,000円で雌猫が20,000円。年間予算額は250万円にのぼります。
それまで、野良猫の手術費を自費で手術をしていた区民にとっては、大きな負担の軽減になり、これも、不妊去勢手術の件数を大きく増加させた要因のようです。



地域猫活動は日本だけの活動ではありません。
世界中で行われている地域猫活動のキーワードは「TNRM」。


現在、世界中で同様の活動が展開され、活動のキーワードは「TNRM」と表現されています。

従来からの取り組みである、T=Trap(捕獲)、N=Neuter(不妊去勢手術)、R=Return(戻す)に加え、最近重要だと言われているのが、M=Management(管理)です。

今回のワークショップでコーディネーターを努められた山口千津子氏が、海外で体験されたエピソードを紹介してくださいました。

シンガポールで現地の動物行政に携わる方とレストランで食事をされていた時のことだそうです。
山口氏のそばに、耳の先をカットされた猫が近づいてきました。
カットされた耳は、不妊去勢手術が済んでいることを示しています。
猫を追い払うこともせず、当たり前にそこにいることを許しているレストランのスタッフの態度で、猫が、地域猫であることが想像できました。

よく見ると、猫はかなりやせ細っています。同席していた現地の行政職員と山口さんは、レストランの責任者に猫を動物病院へ連れて行き、診察を受けることをアドバイスしたとの事。

山口氏の、このエピソードからもわかるように、地域猫活動を行う上で、不妊去勢手術は何よりも重要な課題ですが、実は、ここがスタートライン。
捕獲し、手術を受けさせ、地域に戻した後の「管理」が、期間も長く大切な活動なのだと山口氏はおっしゃいます。

猫の食事や排泄物の管理・清掃だけではなく、手術後に元の環境に戻った猫の体調は良好なのか、猫の健康状態を維持することも含めて継続的に「管理」することが活動の本来の意義です。
猫のしあわせを第一に考え、さらに、猫の健康管理の面を考慮すれば、手術後に元の場所に戻すのではなく、引き取り手を探し、飼い猫として室内で暮らしてもらう、という選択肢を加えるのも当然のこと。

地域猫活動は、人間と猫が快適に共生できる環境を作っていくことが大きな目的ですので、元の場所へ戻すことが活動の条件であるはずがないのです。
交通事故や猫同士の喧嘩、また、それによって起こる感染症など、屋外には、猫にとっての様々な危険が数多く潜んでいます。今後は、野良猫の不妊去勢手術を行いながら、新たな飼い主を探すシステムを作ることも重要な課題となるのだと思います。



飼い猫の安全と地域猫活動の効果を高めるためにも、猫は室内で暮らしてもらいましょう。

野良猫に不妊去勢手術を推進し、それ以上、野良猫が増えないよう手を尽くしても、飼い猫が自由に外出を重ね、地域住民に迷惑をかけたり繁殖を繰り返していては、地域猫活動の効果は薄れます。
飼い猫には不妊去勢手術を行い、室内だけで暮らしてもらいましょう。
不妊去勢手術により、猫自身のストレスは軽減し、多くの病気の発生を防ぐことが医学的にもわかっています。
外出しなければ、事故に遭うこともなく、喧嘩に巻き込まれることもありません。

家の中にとじこめるという発想ではなく、猫には、室内でのんびり自由に過ごしてもらうのがしあわせなのだと考えて、どうか外出はさせないでいただきたいのです。

今まではきちんと帰宅していた猫でも、今日の外出を最後に帰ってこないかもしれません。
交通事故や喧嘩など、屋外には多くの危険があることをどうか認識してください。
交通事故に遭ってしまった猫はどうなるでしょうか。
喧嘩で大きな怪我を負った猫はどうなるのでしょうか。

猫に外出を許すということは、もう二度と会えないかもしれない、という覚悟が必要なのです。

また、もしかしたら、外出自由なあなたの猫が、お隣の花壇で用を足したり、お向かいの駐車場にとめてあるピカピカの新車の上で毛づくろいをしているかもしれません。
あなたの猫が、近隣の方に迷惑をかけている可能性は、決して否定できないのです。


猫は室内だけで十分に満足して暮らしていくことができる動物です。
彼らにとって、快適な室内環境を整えてあげてください。
トイレの掃除等の衛生面の管理や、ツメトギの準備は最低限必要です。
また、上下運動を好む猫にとって、段差のある家具はかっこうの遊び場になるでしょう。ほんの少しの工夫で、猫にとって居心地の良い場所を作ることは可能なのです。
猫の習性を理解して、室内でストレスなく暮らしてもらいましょう。



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動物取扱業登録 仙台市指令第1246号 種別/保管
登録年月日/平成19年11月15日 有効期間末日/平成29年11月14日 動物取扱責任者/鈴木美由起