キャットシッター猫屋敷 相棒猫日記





相棒猫日記

VOL.24 うめちゃんへのプレゼント/2004年2月2日・月曜日




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うめちゃんの話を聞いてくれた小料理屋さんの奥様から電話があり、うめちゃんにプレゼントがあると言う。
プレゼントをいただきに行くというのは、とても申し訳ないような気がしたが、ご好意に甘えることにした。

うめちゃんのために用意されていたのは、暖かそうなハウスとタワー型のつめとぎと、ご夫妻の猫も大好きだという発砲スチロールの箱。
しかも、とても優しいメッセージ付き。
本当に、心から嬉しかった。

大好きなビールを飲みながら、うめちゃんと私は何てしあわせ者なんだろう、なんて考えていたら、普段は厨房の外には出ない旦那さんが、ニコニコしながら私のそばに来て「うめちゃん知ってるよ」と言う。

えっ!?驚きの発言ではないか。
…何と、左目をケガした猫がその店のあたりにいるのを何度も見ていたというのだ。

大きさや毛の色、ケガの具合など、旦那さんが見ていた猫の特徴とうめちゃんの特徴はすっかり一致する。
あまりにも小さくて、ケガが痛々しかったため、何度か声をかけたが、警戒心が強くて保護できなかったのだという。
近くにあるコンビニエンスストアの店長も、何度もその猫を見ていて「かわいそうだな~、何とかしてあげたいな~」と話していたというのだ。
そして「最近見なくなったね」とも。
きっとその後に続く言葉は「あんなに酷いケガをしていたのだから、もう死んでしまったのかもしれない」というものなのではないだろうか。

うめちゃん…。そっと心の中でつぶやく。
さまざまな感情が押し寄せてきた。
ますますの愛しさと切なさと出会えたことへの感謝と…何と表現したら良いのだろう…。
この気持ちを表現する言葉が今は見つからない。

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そのお店の近辺で過ごしていたのだとすると、マンションまでは、そう大きいわけではないけれど、ちょっとした道路を横断しなければならない。
よく事故にも会わず、無事に渡って来てくれたものだ。

…衝撃を胸に抱えたまま帰宅。

うめちゃんは、お気に入りの場所で待っていてくれた。
ほっとする瞬間だ。

「うめちゃんにお土産だよ」と、さっそく、いただいたプレゼントを出してあげる。
ほんの少しの間、鼻をヒクヒクさせていたかと思うと、つめとぎタワーをカリカリし始めた。すごい!何のためにあるものなのか、ちゃんとわかるんだ。

「うめちゃんのおうちだよ、ハウスね」と声をかけると、ハウスのまわりをクンクンしたあと、ピョコンと中に入って、中もクンクン。
長い時間そうしたあと、ようやく納得したのか、くつろいだ様子で毛づくろいを始めた。

うめちゃんが、私の所へやって来て3ヶ月と少し。
今はこうしてくつろいだ様子まで見せてくれるようになった。
私はとても大きなしあわせと出会えたのだと思う。
うめちゃん、私のところへ来てくれて、本当にありがとう。



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