キャットシッター猫屋敷 相棒猫日記





相棒猫日記

VOL.43 うめちゃんは、ももちゃんのおかあさんがわり
/2005年10月28日・金曜日




キャットシッター猫屋敷 相棒猫日記

うめちゃんはももちゃんを「可愛がってあげなければならない相手」と思い、ももちゃんはうめちゃんを「甘える相手」と思っているようだ。

お揃いのベッドに寝ていたうめちゃんとももちゃん。
先に目を覚ましたももちゃんが、うめちゃんのベッドにスルリともぐりこんだ。
うめちゃんは、嫌がりもせずにももちゃんを迎え、ももちゃんの毛づくろいをはじめる。
一生懸命に。
愛情のこもった顔で。
それはそれは、優しい表情で。


うめちゃんの愛情を感じ取っているかのように、ももちゃんは気持ち良さそうに、うめちゃんに身をゆだねている。

ふたりのその姿に、私はただただ嬉しくて、切ないような感動を覚えていた。

「うめちゃん、やさしいね。いい子ちゃんだね」と、うめちゃんの体は私が撫でてあげる。
まるで私の言葉がわかるかのように、ますます一生懸命にももちゃんの毛づくろいをするうめちゃん。

その姿を見て、うめちゃんの生い立ちに思いをはせる。
うめちゃんは幼い頃、おかあさん猫に甘えたことはあったのだろうか。
おかあさんの胸に顔をうずめ、「よしよし、いい子」と体中を毛づくろいしてもらったことはあるのだろうか。
うめちゃんは、おかあさんの優しさを知っているのだろうか…。

うめちゃんが、おかあさん猫のあたたかさを、どうか知っていますようにと願わずにはいられなかった。

…ももちゃんは、うめちゃんに毛づくろいをしてもらい、おかあさんを思いだしてしまったのだろう。うめちゃんのお腹に下にもぐりこみ、ふみふみをはじめた。
どうやらおっぱいを探しているらしい。
男の子のうめちゃんからおっぱいは出るはずもないのだが「チュッ、チュッ」と音をたてながら、飽きせずにふみふみをつづけるももちゃん。

おかあさんが恋しくて当然のような気がして「ももちゃん、おかあさんに会いたい?」思わずそんな言葉が口をついて出た。

微笑ましいような、寂しいような、不思議な切なさに包まれた瞬間。
しかし、そんな私の心配をよそに、やがてふたりはそのままの姿勢で、静かに寝息をたてはじめた。
どうか、ふたりが、夢でおかあさんに会えますように。





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